「おい!花見やろうぜ花見!」


そう峰が言いだし決まった花見


桃ヶ丘公園の一番いい所に場所をとり


R☆Sオケのメンバー+のだめですることになった


のだめの隣には黒木君が座り

2人で楽しそうに何か話している

それが気になりなかなか酒がすすまない俺に

鈴木姉妹そして真澄が進めてくる

「千秋様さーどうぞ」

「あ!真澄ちゃんズルイ!

 千秋様私もつぎますよ」

そう言いどんどん俺に飲ませようとする

けどそんな事どーでもいい

黒木君ちょっと近すぎないか?その距離

横目でずっと2人を追いかけている


「おい!千秋そんなにのだめの事気になるのか?」

「な!」

「だってさっきからずっと、黒木君とのだめの事気にしてるし目で追ってるし・・・」

「断じて違う!いや!違わない黒木君が心配なんだ」

「何だよ素直じゃないな・・・・」


そんな話をしているとのだめは飲みすぎてるようで

黒木君の肩にもたれかかっていた

「恵ちゃん大丈夫?」

「ハイ大丈夫ですよ

 もっと飲みましょ?」

「でも・・・・そうだちょっと散歩しようか?」

「ハイ」

つたなく立ち上がるのだめを黒木君が支える

おい!何腰持ってんだ?


少し赤くなりながらのだめを支え

人気のない所に消えていく

「千秋ドコ行くんだ?」

「トイレ!」

そう言い立ち上がり二人の後を追うと

ベンチに座っている二人の姿が見えた

のだめは黒木君の肩にもたれかかり

そんなのだめを頬を赤めながら黒木君は何も言わずに見ていた


偶然を装い2人に近づく

「黒木君?」

「千秋くん」

「なにのだめ、つぶれてるのか?」

「うん・・・」

「じゃ俺連れて帰るわ」

「え?」

そう言うとのだめの頬を軽く叩き

「のだめ・・・のだめ・・・」

と呼びかける

「んん・・・先輩?」

「お前飲みすぎ・・・帰るぞ・・・」

「ハイ・・」

そう言い立ち上がろうとするが足元がおぼつかない

そんなのだめを今度は俺が支え起こすと

「ああん・・・先輩抱っこ・・・」

と甘えてくる

「さっさと歩け酔っ払い・・・・

 黒木君迷惑かけたな・・・・」

そう言いのだめを連れて黒木君の前を後にした


携帯を取り出し峰に電話をかける

『千秋!今どこにいるんだ?』

「アー俺帰るわ!のだめ酔っ払って歩けねーし

 みんなに謝っておいて」

『あぁ』


そう言い電話を切る




本当にこいつ・・・・・


俺がいないとどうしようもないな・・・・・・


そう思いながら

のだめを連れて家までの道を急いだ

桜の花びらが舞い踊る中













END





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