18




のだめをベッドに寝かせ

応接間に降りると

征子が待っていた

「のだめちゃん大丈夫なの?」

「ああ・・・・・」

「なにがあったの?」

そう言われると真一はため息をつき

すべてを話した・・・・・


「本当、真一はお父さんに似て不器用よね・・」

「なんだよそれ・・・・」

「お父さんも、私が妊娠中にそういったことあったの。
 どれだけ私が不安だったか・・・・」

「・・・・・・」

「でもお父さんと違うのは、すごくのだめちゃんの事大切に思ってるってところかしら?

 真一のだめちゃんいなくなったら、ダメになっちゃうもんね・・・」

「そんなこと・・・・」

「あら?そう?」

「なんだよ」

「そんな事よりも、のだめちゃんのそばにいてあげなさい。
 出産前ってナーバスなんだから」

「ああ。」

そう言い真一は席を立ち

寝室へと向かった

ちょうど目を覚ましたのだめは

ベットから降り

真一に抱きつき

「ごめんなさい」

と何度も言った

「俺こそごめん」

そう言うと真一はのだめをベッドに座らせた


「本当にごめん。
 お前を不安にさせて。
 全部俺が悪いんだ。」

「・・・真一くん。
 違いマスよ。
 のだめが悪いんデス。
 真一くんはこんなに、のだめの事心配してくれてるのに・・・・」

「誤解させた、俺が悪いんだ・・・。
 のだめが・・・・・

 今俺と一緒にいたくないなら、しばらく大川に帰るか?」


「・・・イヤデス。」

「けど・・・・」


「のだめは真一くんと一緒にいマス。

 ただ、また真一くんのコト責めちゃうかもしれないデス。

 それでも真一くんがいいって言ってくれるなら、のだめを真一くんの側にいさせてくだサイ。」

「あたりまえだろ・・・・」

そう言い強くのだめを抱きしめた
スポンサードリンク


この広告は一定期間更新がない場合に表示されます。
コンテンツの更新が行われると非表示に戻ります。
また、プレミアムユーザーになると常に非表示になります。