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検診も終わった翌日

今日はクラシック・ライフのインタビュー




のだめとけえ子さんは

前回のインタビューから仲良しでメル友

今回の出来事もきっと知っていて

絶対突っ込んでくると思い真一はひやひやしていたが

そんな事はなくインタビューは普通に終了

撮影もごくごく普通に終了してしまい

真一はあっけにとられていた


その後4人でゴハンに行くことになり


そこから地獄の始まりだった


「のだめちゃん!千秋くんの事本当に許せるの?」

「もちろんデスよ。」

「え!でもさ、男なんて1回浮気すると癖になって何度もするものよ?」

「ホントですか!!ケーコさん」

「浮気なんてしてねーから!!」

「浮気じゃなかったら遊びだったんデスか?」

「それもっと最低よ!」

「遊びでもねー!
 勝手に向こうが言いよってきただけだって言ってるだろ!!
 ったく・・・・・・」

「で?千秋くん実際のところは?
 男同士こっそり教えてくれないか?」

と佐久間さん

「本当に何にもありません。」

「でも真一くん?
 いやな気はしなかったデスよね・・・?」

「う・・・・
 したって言ったら嘘になるけど・・・・」


「ほらーーー!
 のだめちゃん!それが浮気の第一歩なのよ!
 そこから女にいいように言われてその気になって、浮気へと発展するのよ」


「いいようにって?」

メモを取り出し真剣に聞きだすのだめの
メモ帳を取り上げ

「河野さん!いい加減にしてください!!」

ときつい口調で真一は言った

「ナニするんデスか?!」

「お前もいい加減にしろよ!」

「真一くん・・・のだめにそんな口のきき方してもいいんですか?」

「なんだよ・・・・」

「もういいです。
 のだめ実家に帰りますから
 佐久間さん、ケーコさん失礼しマス。
 ケーコさんまた、メールしますね。」


といいそそくさと

その場を後にした

「のだめ!!」

と真一が大きな声で呼ぶと

振り返りアカンベーをして

店を出て行った

「・・・千秋くん・・・ごめんね・・・」

立ち尽くす真一に佐久間さんがあやまった

「いいですよ・・・。
 もとは俺が悪いんですし・・・・。
 どうしたら、あいつ本当に俺の事信用してくれるのか・・・・最近分からないんですよね・・・・・。
 すいません。
 俺も失礼します・・・・・・」

「ええ」

そう頭を下げて真一は店を出た
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