12

翌朝

のだめと真一はNY をあとにし、パリへと戻った

真一が指揮するはずだった公演も

ミルヒーのおかげで無事成功を納めたが

のだめはあれから真一に一言も

何も言わないままだった



ビ~

と玄関の呼び鈴がなり

千秋が出ると

そこにはサラがいて真一に飛び付いてきた

『真一会いたかったぁー』


「お前なんで!離れろよ」


必死で真一はサラを自分から離れさせた

「とりあえず外で話そう」


と言い、サラに下で待つよう伝えた


そして寝室に入りベッドで

すやすやと寝息をたてて寝ているのだめを

優しく起こした


サラが来ていると伝えただけで

のだめの顔は真っ青になった


「ちゃんと話してくるから」

とのだめに伝えると

「真一くんはいかないで下さい
のだめが 話してきます」

「お前、」

「真一くんはのだめといたいんですよね?」

「ああ」

「だったら行かせてください
この子のためにも、今はのだめが言わなきゃ
真一くんは、のだめが呼びますから、後で来てください」

そう言うとのだめは

真一にキスをし

「真一くん、やっぱりのだめ真一くんと赤ちゃん育てたいです
いろいろとごめんなさい」

と言い部屋を後にした
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