どうしよう・・・・・・
周りがうるさく
うっすらと目を開けると
そこは先輩の部屋
どうしてのだめはココにいるんでしょ?
確か自分の部屋で寝ていたはず。
玄関の鍵もいつもは閉めないけど
閉めましたし・・・・・・・・・・・
どしてのだめは先輩の部屋にお邪魔してるんでしょう?
無意識?
それとも寝ぼけて??
それともこれも夢???
そうだ!夢デスよ。
だからも一度寝ればいいんデス
きつく目を閉じると
「ん?
のだめ起きたのか?」
先輩の優しい声がした・・・・・
「のだめ起きテマセンよ。」
「やっぱり起きてるじゃねーか!」
「ギャボーーーーー
これ夢じゃないんデスか???」
ソファーからゆっくり起き上がると
先輩はソファーの目の前に座り
のだめを見つめていた
思わず目をそらすと
先輩の手がのだめの顔に触れ
顔を無理やり先輩の方へと向けられた
「なんなんだ?
黒木君と付き合うって?」
「そのまんまデスよ。」
「お前は・・・・・黒木君のこと好きなのか?」
「好きデスよ。」
「男として?」
「男の人としてデス」
「じゃなぜ目をそらす!」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
「のだめ!お前本当は千秋が好きなんだろ?」
「峰君・・・・・・」
「俺が好きなら、黒木君のところなんて行くな。
俺の側にいろ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
その言葉と同時に
先輩の胸に抱き寄せられていた
「先輩!ヤダ!離してくだサイ!!」
「離さない!」
「じゃなんで、もっと早く側にいろって言ってくれなかったんデスか?」
その言葉に先輩の力が緩んだ
その隙に先輩から離れる
こぼれ落ちる涙が止まらない
「もう遅いんデスよ!!!
なんで、なんで・・・・・・・・」
言葉に出来ないまま
先輩の家を飛び出し自分の家へと駆け込んだ
鍵を閉め玄関で力が抜けて座り込む
「いまさら・・・・・遅いんデスよ。
のだめは・・・・・・・黒木くんと・・・・・・・・」
大きな声で泣けず声を殺しながら
のだめは泣き続けた
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