「おい!のだめ」
玄関を開けあわただしく自宅へ入りリビングへと行ったが
のだめの姿はなかった
「くそ
峰、ちょっと待ってろ」
そういい隣の家
のだめの家へ向かったドアノブを回すが開かない
いつもなら鍵なんてあいつ掛けないのに・・・・・
また再び家へ戻りベランダへと出て
塀をよじ登りのだめの部屋へと移った
幸いベランダの鍵は空いていて
部屋に入りゴミの中からのだめを発見した
頬には涙の跡が残っていて
閉じられた瞼の端にも涙があった
それを指でぬぐい
優しく抱き上げ自分の部屋へと連れていき
ソファーに寝かせた
「千秋・・・・・」
「ん?」
「どうしたんだ?おまえら・・・・・・・・」
「ん・・・・・・・。
のだめ・・・・あいつ黒木君と付き合うって・・・・。」
「はぁ????」
「だから俺の電話は着信拒否そして会えないって・・・・・・」
「何で黒木君・・・」
「お前気付いてなかったのか?
黒木君がのだめの事好きなの?」
「え!!!」
「俺の事をすきな、あいつも受け入れるらしい・・・・黒木君は」
「千秋お前」
「で気付いたわけ。
情けないよなこの俺様が」
「やっぱり、のだめの事好きなのか?」
「・・・うん。
否定したいけどそうみたいだ」
「どーーーすんだよ!!!」
「どーするって?」
「黒木君とのだめだよ!」
「あーーー。
でものだめは俺の事好きだから、すぐ戻ってくるさ。」
「なんなんだ?その自信
もし戻ってこなかったらどーするんだ?」
「だったらかっさらって、逃げるか?」
「千秋おまえ・・・・」
「とりあえずのだめの目が覚めるまでここにいてくれ。
ごめんな、変な事に巻き込んで」
不安そうな顔をした峰の肩をポンと叩く
「いや、親友とソールメイトの一大事だ何でも協力するぜ!」
そういい俺に親指を立てウインクをした
いつもはうざいと思う峰の張りきりでさえ
今の俺には心強く頼りがいのあるものでしかなかった
スポンサードリンク