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のだめデス。

今日からもうのだめ、先輩の家には行きまセン。

ご飯もいらないデス。

先輩色々とありがとうございました。


大好きでシタヨ。


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のだめからのメールに俺は動揺を隠せないでいた


「おい!千秋どうした?」

携帯を見つめ呆然としている俺に峰が近づいてきた

何も言わずに携帯を渡した

「おまえらまた喧嘩でもしたのか?」

「してない。」

「じゃあれか?のだめもとうとう、千秋の俺様についていけなくなったのか?」


と笑いながら言われたが怒鳴る気にもなれない

今朝は普通だった

いつも通り俺んちで朝ごはんを食べ

俺が『やめろ!』と言っても聞かず

『いいじゃないデスか先輩。
 
 夫婦はいつもくついてないと』

と言い俺の腕にくっついていたのに・・・・・・

「とりあえず電話してみろよ」

「ああ」

電話をするとコール音は鳴らずに

『お客様からのお電話はおつなぎできません』

とメッセージが流れた


深いため息が出る


「どうした?」


「着信拒否されてる」


「千秋お前心当たりないのか?」

「全然・・・・・」

「て言うかやっぱりお前らって付き合ってたんだな・・・・」

「付き合ってねー!」

「だったら何で、そんなに動揺してるんだ?

 彼女じゃないならそんな動揺もしないだろ?

 それともあれか?千秋の片思い・・・・・じゃないし・・・・・」


その言葉に笑いがこみ上げてきた


俺あいつのこと好きなんだな・・・・・・

自分がこんなにも鈍感だなんて思ってもいなかった

いや、気付かないようにしていたのかもしれない

「峰、お前の携帯貸して」

「ああ」

そう言うと峰の携帯からのだめへと電話をかけた


コール音が鳴り

「ハイ!のだめデス」

と元気の少しないあいつの声が俺の耳元で聞こえた

「俺」

『ギャボ!!!!先輩!!!!!
 
 電話切ります!さよならデス』


「おい待て!!!切るな」


『・・・・・・・・・・・・・・・・・・。』


「どうして着信拒否してるんだ」


『・・・・・・・・・・・・・・・・・。』


「それにあのメール・・・・・・・

 俺お前に何かしたか?」


『先輩は、何もしてないデス。』


「じゃなんで」


『だって・・・・・・・
 
 のだめ、黒木君とお付き合いすることになったんデス』

「え?」

『だから、もう先輩とは会えないんデス』


「お前は俺を」


『のだめは先輩が好きですよ、けど先輩は全然だし

 だから、だから・・・・・・・

 黒木君は、先輩を好きなのだめも受け入れるって言ってくれました

 のだめ疲れたんデスよ・・・・もう・・・・・・・・

 だからもう、会えないんデス』



「ちょっとまて、とりあえず会って話そう。」


『先輩と2人きりでは会えないデスよ。』


「峰もつれていくから・・・・

 とりあえず俺の家で待ってろ」


そう言い電話を切る


「峰頼む、一緒に来てくれ」

「あぁ・・・・・・」

状況がつかめてないだろう峰を連れタクシーへと飛び乗った
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