「ごめん困らせて・・・・

 でも諦めないから僕は。

 じゃ、帰るね」







そう言い黒木君は部屋を去った



どうしてそんなに私のことを思ってくれるのかわからない



優しい黒木君


だからこそ昨日の事を悔やんでしまう


いっそうの事


先輩とも黒木君とも離れた方がいいのかもしれない


その方が・・・・・・・・・・・


じゃないといつか


先輩も黒木君も自分のいいように付き合って

きっと二人を苦しめることになってしまうから






先輩のことは本当に好き

大好き、私が生きてきた中での最愛の人


黒木君の事も好き


あの優しさや一途さ

先輩にはかなわないけど

先輩にないものをたくさん持っている




そんな二人を

これ以上のだめの身勝手に付き合わせてはいけないから・・・・・・・





携帯を取り出し黒木君にメールを打った




『今日は泣いちゃってごめんなさい。

 明日、のだめとデーとしまセンカ?

 この間できなかったデートの代わりに』



『うん。明日はオケの練習ないから朝から会える?

 この前のカフェに10時でどう?』


『大丈夫デスよ☆

 楽しみにしていますね』


そして先輩にも・・・・・・・


『先輩寝ちゃいましタカ?』


『起きてるけど?』


『明日黒木君とお話してきマス。

 それと、明後日もオケの練習お休みデスよね?

 のだめとデートしてくだサイ』


『明日話すんだ・・・・。

 わかった。

 明後日空いてるけど?』


『じゃ、デートしてくだサイね。

 のだめ寝ます☆

 愛してマス♡真一くん』


『あーわかった。

 お休み』










メールを打ちながら涙がこぼれる



明後日にはサヨナラですね・・・・・・・



先輩・・・・・・・・・・





















スポンサードリンク


この広告は一定期間更新がない場合に表示されます。
コンテンツの更新が行われると非表示に戻ります。
また、プレミアムユーザーになると常に非表示になります。