「じゃ、失礼するね。
恵ちゃん送るよ。」
そう言いのだめの手をとり
部屋を後にする
のだめは俺のことを気にしながら口ぱくで
『夜部屋に行きますカラ』と言っていた
昨日あんなにのだめを抱いたのに
なぜ心が満たされないのだろう
自分から黒木君にはまだ言うなと言ったのに
独占欲で狂いそうになる
彩子と付き合っていたころ
こんな気持ちなんて持ってなかった
「クソ」
椅子を蹴り
物にあたり落ち着かせることしかできない自分が余計腹立たしい
けど明日からは
のだめはずっと俺の側にいることになる
そう思うと少し気持ちが落ち着くが
のだめと黒木君が今2人でいると考えると
イライラしてくる・・・・・・・・・・・・・・・
「はぁ・・・・重症だな・・・・・」
ボーーっとっしていると
着信音が皆と違うメールが入る
のだめだ・・・・・・・・・・・
『先輩ごめんなさい!
今晩は黒木君とご飯食べて帰りマス。
でも、絶対に先輩のところへ行きマスから待っててください
先輩・・・大好きデス』
最後の一文を読み顔がニヤケルのがわかった
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