8

車に戻り

エンジンをかける

「のだめ・・・・・」

「はい?」

とのだめが振り向いた瞬間

俺はのだめの唇に

自分の唇を重ねていた

短くキスをし

少し唇を離すと

のだめは目をまん丸にさせて

「えっ・・・せんぱ・・・・」

と言いかけたのだめの言葉をさえぎりまた

唇を重ねる

少し開いていたのだめの口内に

迷わず舌をいれからめさせた

少し苦しそうなのだめが逃げないように

片手はのだめの頭を支えて

最初は抵抗していたのだめも

次第に受け入れ

甘いと息が漏れだす

そしてそっと唇を離し

きつくのだめを抱きしめた


「どうすんの・・・・・?」

言葉にするのが苦手な俺の精一杯の

表現だった

「・・・どうするって・・・・・
 それより、なんで先輩のだめにキスするんデスか?」

「どうしてって・・・・・」

「わけわかんないデスよ!!!」

「お前が悪い・・・」

そう言うとまた

俺はのだめの唇に自分の唇を重ねた・・・

のだめは勢いよく俺を突き飛ばした

「好きでもないくせに・・・
 キスしないでくだサイ!
 のだめをなんだと思ってるんですか?」

「だれが好きじゃないって言った?
 お前こそ、何あいつにキスされてんだよ!」

のだめの顔が赤くなるのがわかった

「見てたんデスか?」

「ああ、見てたよ!
 お前は俺の事が好きなんだろ?
 じゃ、他の男に隙なんか見せるなよ!」

「何なんデスか?その自信!
 のだめやっぱりもう、先輩の事わかんないデス。
 コウくんと・・・・・」

「行かせない」

そういうとさらに

俺はのだめの唇を重ねる

のだめは何度も俺を突き放そうとするが

俺の力には勝てず

だんだん抵抗がなくなってきた

そしてのだめの唇から

自分の唇を離し耳元で囁いた

「のだめ・・・・・ 
 好きだ・・・・・・」

と・・・・・・・・・
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