「なあ」
「なんデスか?」
「ちょっとドライブでもして帰るか?」
「はい」
そう言うと静かに車は走り出した
いつもと少し違う空気
そして何よりも俺自身
この空気に緊張をしていた
聞きたいことが山ほどある
観覧車の中では夜景を見ながら
はしゃいでいたのだめも
いつもとは違う表情を見せていた。
車は山下公園の駐車場に止め
のだめを下ろし
二人で歩き始めた
さっきは俺の腕にしがみついていたのに
今は少し後ろを
とぼとぼと歩いている
そんなのだめの手を取り
おもむろに口を開いた
「あいつと、何話したんだ?」
そう聞くとのだめはうつむき
「別に・・・・
他愛もない話ですよ・・・・」
と言った
「ふーん。
たとえば?」
「ピアノの事とか・・・」
「音高だったよな?あいつは何してるんだ?」
「・・・のだめと同じピアノです。」
「っそか・・・・」
「先輩どーしてさっきから、そんな話するんデスか?」
「どーしてって・・・別に・・・」
本当のことなんか
言えるわけない・・・・
気になって仕方ないなんて言ったら
身の破滅だ・・・・
「ホントは・・・・
ホントは違いマス・・・・」
そう小さな声でのだめは話し始めた
「こうくん・・・・・
まだのだめの事好きだって・・・・
こうくんも
パリに行くらしくて・・・
のだめに一緒に住まないかって・・・」
「で?お前はなんて。」
一生懸命冷静を装いながら聞いた
「考えさせて下サイって・・・・言いました」
「え?」
俺はそののだめの言葉に耳を疑った
「考えさせてくだサイって言ったんです・・・」
「お前なんで・・・」
「だって先輩・・・・
のだめは先輩の事好きだけど・・・
先輩はどうかわかんないし・・・
・・・・・・・
自信ないんデスよ・・・・
さっきだって、先輩コウくんと付き合えば?
って言ってたし・・・・」
「・・・・・・・・・・」
「先輩・・・・・
のだめのコト、どう思ってますか?
のだめのコト好きですか?
それとも・・・・
もういなくなった方がいいデスか?」
真剣な眼差しでのだめは俺から
自分の手をほどき聞いてきた
「なんデスか?」
「ちょっとドライブでもして帰るか?」
「はい」
そう言うと静かに車は走り出した
いつもと少し違う空気
そして何よりも俺自身
この空気に緊張をしていた
聞きたいことが山ほどある
観覧車の中では夜景を見ながら
はしゃいでいたのだめも
いつもとは違う表情を見せていた。
車は山下公園の駐車場に止め
のだめを下ろし
二人で歩き始めた
さっきは俺の腕にしがみついていたのに
今は少し後ろを
とぼとぼと歩いている
そんなのだめの手を取り
おもむろに口を開いた
「あいつと、何話したんだ?」
そう聞くとのだめはうつむき
「別に・・・・
他愛もない話ですよ・・・・」
と言った
「ふーん。
たとえば?」
「ピアノの事とか・・・」
「音高だったよな?あいつは何してるんだ?」
「・・・のだめと同じピアノです。」
「っそか・・・・」
「先輩どーしてさっきから、そんな話するんデスか?」
「どーしてって・・・別に・・・」
本当のことなんか
言えるわけない・・・・
気になって仕方ないなんて言ったら
身の破滅だ・・・・
「ホントは・・・・
ホントは違いマス・・・・」
そう小さな声でのだめは話し始めた
「こうくん・・・・・
まだのだめの事好きだって・・・・
こうくんも
パリに行くらしくて・・・
のだめに一緒に住まないかって・・・」
「で?お前はなんて。」
一生懸命冷静を装いながら聞いた
「考えさせて下サイって・・・・言いました」
「え?」
俺はそののだめの言葉に耳を疑った
「考えさせてくだサイって言ったんです・・・」
「お前なんで・・・」
「だって先輩・・・・
のだめは先輩の事好きだけど・・・
先輩はどうかわかんないし・・・
・・・・・・・
自信ないんデスよ・・・・
さっきだって、先輩コウくんと付き合えば?
って言ってたし・・・・」
「・・・・・・・・・・」
「先輩・・・・・
のだめのコト、どう思ってますか?
のだめのコト好きですか?
それとも・・・・
もういなくなった方がいいデスか?」
真剣な眼差しでのだめは俺から
自分の手をほどき聞いてきた
スポンサードリンク