RRRRRR・・・・・
RRRRRR・・・・・

「Allo?」

「のだめ」

「あ、千秋先輩どしたデスか?」

「お前携帯電源切れてるぞ」

「え?」

あわててテーブルの上の携帯を見る

「ギャボ!すいません
 充電なくなってまシタ。」

「たく・・・・
 これから迎えに行くから、下で待ってろ」

「こんなに朝早くでスカ?
 まだのだめ、朝ゴハンも食べてませんヨ。」


「いいからさっさと用意しろ!」

と言い電話が切れる・・・・・

「・・・・先輩やっぱりカズオ・・・・」

ぼそっとのだめは切れた電話に向かいつぶやいた


それから急いで用意をして
アパートメントの玄関まで進むと
もう先輩は待ちくたびれた様子で
車でタバコを吸っていた


助手席に乗り込み

「お待たせシマシタ」
と小さな声で言うと

紙袋とコーヒーを渡された

「朝食、食ってないんだろ」

「ほあ・・ありがとうゴザイマス」

紙袋の中にはいつも行くカフェのクロワッサンが入っていた

それにかぶりつきながら

「どこへ行くんデスか?」

と聞くと
先輩は『秘密』といたずらにいい
車を走らせる

「ヒミツですか・・・・
 あ!でも夕方には帰りマスよね」

「なんで?」

「むきゃ
 だって、今日は指輪の出来上がる日デススから。」

「あームリ・・・」

「無理って!!
 のだめ今日指輪もらうの楽しみにしてたんですよ!」

「ごめん・・・  
 その代りゴロ太の限定フィギャー買ってやるから」

「ホントですカ?」

「ああ」

「仕方ないデスね・・・・ 
 今回だけですよ」

とのだめは嬉しそうにほほ笑んだ




・・・・5へ続く・・・・・
 
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