今日宿泊する2人の部屋は
古城のスィート

お姫様ベッドにロココ調家具

のだめの好きなものばっかりだ


部屋に入ったとたん

『ムキューーーー』

と言いはしゃぐのだめを

先輩はソファーに座り眺める

ふと思い出し
先輩の元へと近づく


「先輩。
 指輪の後ろの言葉
 もう見ていいですか?」


「ああ」

指輪をはずしながら先輩の横に座り
内側の文字を見ると


Je t'aime pour toujours
(永遠に愛してる)

と彫られていた

「ほわー。
 先輩やっぱりのだめのこと
 大好きなんですね・・・・

 のだめのはみましたか?」

「まだ」

「見てください!  
 のだめの思いが積もってますから」


指輪をはずし内側を見る

Toujours avec toi.
(永遠に貴方と共に)

「先輩とのだめはずっと一緒デス」

「ああ」

といいのだめにキスしようとすると

「先輩!ちょっと待って」

と待ったがかかる

「のだめのドレス姿いかがですか?」


と言う質問に
はぁとため息が出る
そしてきつい口調で

「馬子にも衣装」
と大きな声で行った

それを聞いたのだめも大きな声で


「むきゃーーーー
 どして先輩はいつもそーなんデスか!!!!

 たまには『恵が世界でいちばんきりだ』とか言えないんですか?

 せっかくかわいくしてもらったのに!
 先輩のせいで台無しデス」

と怒り席を立とうとするが
腕を引っ張られ先輩の腕の中へ包まれれた

そして
先輩はのだめの耳元で

「世界で一番かわいいよ」

と囁いた



「もう、のだめに言われたからってお世辞はいいデス」

と先輩を突き飛ばす

「本当にかわいいって思ったよ・・・・」

そう言いのだめを抱きしめる

「ホントですか?」

「ああ」

「ほあーー。
 ありがとうございます」

見つめあい

そして長いキス



「のだめ・・・・」

「なんですか?」

「もうドレス脱がせてもいい?」

とドレスのファスナーに手がかかる

「だ・・・・ダメです!
 もうちょっとこのままでいさせてください!
 この後皆でゴハンなんですから・・・
 ゴハンが終わるまで我慢しててください!」

と再び先輩を跳ねどける

「チェ・・・・」

と少しふくれっ面の先輩

「ふぉおお!先輩がすねるなんて珍しいデスね。
 大丈夫デスよ。
 のだめは逃げませんから」

とのだめから先輩に長いキスをした


・・・・・12へ続く・・・・・
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