「お前何言ってんだ?」

「ですから、エチしてみませんか?」

「何考えてんだ!」

「だって、こんな事きっと一生に一度も

 普通なら怒らないことですよ?

 それを体験できるんですよ?

 興味あるじゃないですか・・・・・・

 どんな感覚なのかって」

「まぁそれはないとは言えないけど・・・・

 付き合ってる者同士だったらいいかもしれないが

 俺らはただの先輩後輩だろ?」

「先輩・・・・・・

 本当にただの先輩後輩なら

 一緒に毎日ごはん食べたりしないですよ?」

「う・・・・・・」

「先輩だってのだめの事・・・」

「断じて違う!!!」

そう言い席を立つ俺の腕を引っ張る

バランスを崩し俺は俺の体に倒れ込んだ

「今のだめはセンパイの体なんです・・・・

 今ののだめにならセンパイと無理やりだってできるんですよ?」

「お前そんなことしたらどうなるか」

「わかってますよ。

 解ってるからしないんじゃないですか。

 けど、もういい加減はっきりしたいんです。」

その真剣な言葉に

何も言い返せない

確かに俺らの関係は

先輩後輩だけじゃない

のだめのいない生活

今の俺には考えられないことでもある

でもそれを認めてしまうと


全てが終わるような気がした


こいつの音楽の道も


何故かわからないが



そう思った

でも心の中半分は

このままこの流れに乗ってしまいたい気持ちもあった



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