その日の夜
4人で食事をした
俺の作った料理を
のだめと同じように
おいしそうに食べる子どもたち
まだまだ
会って数時間という事もあり
父親という感覚はないが
『パパ!パパ』
と嬉しそうに甘えてくる子供たちが
かわいくてかわいくて仕方無い
生まれてから今までを
見る事が出来なかったのが
本当に残念で仕方無い
母さんに連絡をし
のだめが見つかったこと
そして子供たちの事を話した
ビックリはしていたが
孫たちと電話で話し
「早く会いたい」
と嬉しそうに言っていた
のだめは
母さんとの電話でまた泣いていた
俺のこっちでの公演が終わったら
皆で一度日本に帰ることになった
「今日は、花音ちゃんパパと一緒に寝る!!」
「あっ!!ひーくんも!!」
「え?ダメですよ!!!」
「どうして?ママが寝るの?」
「違います!パパは寝相が悪いので
二人ともつぶされちゃいますよ!!!」
「オイ!」
「なんですか?
本当の事じゃないですか!!」
「そうだけど・・・・」
「じゃ、パパには2人が寝るまで一緒にいてもらいましょうね?
それでいいですよね?」
「あぁ」
「はーーーい!!」
パパお風呂も一緒に入ろうね!」
「あぁ」
嬉しそうな二人を見ると
今まで何もしてやれなかったことが
悔やまれる
何故もっと早く
見つけれなかったのだろうかと・・・・・・・・
以前よりも痩せているのだめを見ると
さらにその気持ちは強くなる
4年間も一人で子供2人を育てるなんて
どんなに大変だっただろうと・・・・・・
「先輩どうしました?」
「何にもない」
改めて3人を幸せにしないと
という気持ちが溢れていた
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