キッチンで洗い物をしていると

子供たちを寝かしつけた

先輩が来て

静かに椅子に座る


「疲れましたか?」

「あぁ。

 ずーとテンションあがりっぱなしだからな」

「そうですね。」

たったこれだけの会話に緊張する

「何か飲みますか?」

「うん。

 お前熱は?」

「すっかり下がりましたよ。

 えーーーと、お水かジュースかワイン何がいいですか?」

「じゃワインで」

「ハイ」

ワインセラーから取り出したワインと

グラスをテーブルに運ぶ

「チーズもあるので出しますね」

そう言い用意したチーズを

テーブルに置いた手を

先輩がつかむ

「先輩?」

「お前も座れよ」

そう言われテーブルに着く

「なんで、子供ができたってわかったとき

 知らせてくれなかったんだ?」

「・・・・・」

「のだめ?」

「だってセンパイの所・・・・飛び出しちゃって

 なのに、戻りたいですなんて言えないですし

 赤ちゃんできましたから責任取ってくださいなんて

 絶対言えなくて・・・・・・・・・」

「ごめん

 俺がそうさせたんだよな・・・・・・・

「違います、あれは勝手にのだめが決めたことなんですよ」


「それでも知らせてほしかった。

 俺はあいつたちの4年間を知らないんだ。

 それが残念で仕方ない。

 けどこの4年間の分以上に、俺がお前たちを守っていくから。

 今までの俺は、勝手ばっかりだったからな・・・・・・・

 だからお前も2度出て行ったんだし。

 本当に反省してる」

「先輩・・・・」

「俺も今日からここで暮らしちゃだめか?」

「え?」

「ホテルキャンセルして、お前たちと一緒にいれたらなって。」

「もちろんですよ。

 響くんも、花音ちゃんも喜びますよ。」

「お前は?」

「ムキャーーーーーそんな事聞かないでください」

「何てれてんだよ?」

「だってセンパイ見るの久々なんで、緊張してるんです。

 それに先輩じゃないみたいですし・・・・・・」

「どこが?」

「だって全然俺様じゃないんですもん。」

「それだけ反省してるってことだよ・・・・・」

そう言うと先輩の掌が私の頬を包む

先輩の顔がゆっくり近づき

そして唇が触れた







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