センパイと会わなくなって

3か月・・・・・・・

センパイのいない生活にも慣れてきた


もうこのまま

会わない方がいいのかもしれない

そう思うようになっていた


ターニャから

「はっきりさせなさい!

 そうしなきゃ、千秋ものだめも前に進めないわよ」

って毎日のように叱られる


けど自分から

『さよならしましょう』

という勇気はない





そうやっていつまでも

このままでいられるわけもなく



悩んで悩んで決心をした


「センパイ??」

『のだめ?久し振りだな?』

「ハイ」

『どうした?』

「のだめセンパイに会いたいデス。

 あと、散々だった旅行もう一度行きたいんですけど・・・・ダメですか?」


『いいに決まってるだろう?

 俺の休みは・・・・・来週の水曜と木曜しかないからその日でもいいか?』

「はい。センパイにお任せします。

 楽しみにしてますね?」

そう言い電話を切る

手が震える


最初電話に出た時のセンパイの声

すごく暗かった

けど旅行に行こうと言った瞬間

すごく明るくなっていた

けど・・・・・・・・・

その明るい声を

私は又暗くしてしまう



サヨナラのための旅行だから


センパイとの最後の思い出の



ねぇ?神様??

お願いですもし戻れるなら

あの旅行の日の朝に戻してください


そしたら

今回の旅行もきっと

笑顔で楽しく過ごせたはず


こんな暗い気持じゃなく

本当の笑顔で過ごせるはず




いつか夢見た二人の道を

断ち切るための旅行じゃなかったはず


神様・・・・・・・・

どうして聞いてくれないデスか?

どうしてのだめとセンパイを

引き離すのですか??


自分が選んだ道なのに

後悔しか残らない道が

伸びているように思えて仕方なかった





この1歩をふみだすと・・・・・・

もう戻れないから・・・・・・・・・・


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