あれから数日たった

毎日のように

智くんからの電話がある

それをずっと無視し続けていた

今は声すら聞きたくない



毎日のようにターニャは

私を外へと連れ出す

2人で買物をしたり

カフェでお茶したり

あの事を忘れようと必死になっていた


ただそんな時間ももうすぐ終わる

明日には先輩との打ち合わせだったり

レッスンだったりで

こんな事もしてられない

「ターニャ・・・ありがとうございます」

「何?どうしたの??」

「ターニャのおかげで、のだめ元気になったんですよ?」

お茶をするために入ったスタバで

改まって私は礼を告げた

「どうしたのよのだめ?

 変よ?

 変なのはいつもだけど、けど・・・・・」

「むきゃーーーー!なんなんですか?

 いつも変って!!」

「だってのだめ・・・・・・」

ターニャは鞄の中からハンカチを出し

そっと私の頬に触れる

「ごめんなさい・・・・」

「何でのだめが謝るの??」

「だって・・・・・」

「大丈夫よ・・・・明日からもうまくやれるわよ

 私も、ヤスも付いてるから・・・ねっ?」

「ハイ・・・・」


少し困った顔をしながら

ターニャは優しくそう言った

「ほら涙ふいて!次は昨日見たお店に行って靴買うんだから」

「ターニャ大丈夫なんですか?お金・・・」

「う・・・・。

 昨日ヤスに怒られたのよね・・・・買いすぎだって・・・・

 でも絶対あの靴、欲しいんだもん!

 ヤスには内緒ね」

「勿論です。」

「じゃ行くか」

「ハイ」

そう言い店を出る

先を歩くターニャ

その後ろで私の気分はどん底だった


明日先輩に会わなければいけないと思うと・・・・・・






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