神様はどうしてこんな意地悪をするのですか?



「真一くん・・・・・

 お久しぶりデス・・・

 あっ・・のだめ急ぐんで失礼します」

そう立ち去ろうとする私の腕を

真一くんが止める

「どうして今日来なかった?

 それと・・・どーいうことだ?」

「だって・・・・来てるなんて思ってもいませんでしたし・・・

 忘れてたんですよ・・・

 元気そうでよかったデス。

 じゃ・・・・・」

「まてよ!ちゃんと話しないか?

 いろいろ聞きたいこともあるし・・・」

「えっ・・・・デモ・・・・・」

「今日が無理なら明日で構わない

 明日も無理なら明後日でも」

「・・・・・・・・・・・・・・・・わかりました・・・・・

 じゃ、明日バッテリーパークで待ってます

 今ぐらいの時間でいいデスか?」

「あぁ」

「じゃ・・・・・」


そう言い足早に去る私の心臓は

はち切れそうなぐらいドキドキしていた




まさか会うなんて思ってなかった

待ち合わせ場所でもないところで


なんで?

どうして?

真一くんはあの約束の場所に?




もう重なることもないだろうと思っていた

私と真一くんのメロディーがまた重なり始める

途切れていた思いが

しまい込んでいた気持ちが

あふれてくる

懐かしい日々

真一くんの温度

全てが一度によみがえってくる





そして思い知らされる

今も変わらない真一くんへの思い


そして

全てを話さないといけない

明日真一くんにちゃんと伝えなくてはいけない


そう思うと

怖くもあった


気持ちを落ち着かせて空を見る

青い空にこのまま吸い込まれてしまえばいいと思った

私の気持ち

これまでのこと全部











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