私の生活はすべて変わった


あの日真一くんと別れた後

私はコウくんのところに行った

ドアが開き涙でぐちゃぐちゃの私を

コウ君は優しく抱きしめ

何も言わずにただずっと

私が泣きやむまで側にいてくれた


そしてあの日から私はずっと

コウ君と一緒にいる

自分でも何をしえるんだろう?って思う

けど

一人ではいられなかった




苦しくて苦しくて

一人なんて耐えることが出来なかった



「恵?行かなくていいのか?」

「ハイ」

「けど・・・・」

「真一くんも来てるかなんてわかりませんから・・・・・・・・」

今日は約束の日私はあの場所に行けずにいた

実際来ているかもわからない

それに・・・・・

あれからずっと真一くんの側に

彩子さんがいるのは知っているから・・・・・


「でもちょっと、お散歩に行ってきますね」

夕暮れの街並みを歩く

セントラルパークに行くと

会ってしまうかもしれないからと

いつものお散歩コースとは外れて

お気に入りのデリの方向へ向かった


少し遠くに見えるセントラルパーク

あそこにもしかすると真一くんがいるかもしれない

そう思うと今にも駈け出して行きそうな気持になる


そういった気持ちを抑えるために

大きく深呼吸をした

そして歩き出す

「あっごめんなさい」

歩きだしたのと同時に角から曲がってきた人とぶつかる

「・・・・・・・・・・」

「のだめ・・・・・」

「真一くん・・・・・・・・」


まさかの再会だった








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