俺はあの場所にいた

のだめと最後に会った場所

そこに一日中たたずんでいた



あれからあいつは、すぐに姿をまた消した

ピアニストとしての活動も辞めてしまった


俺は

あいつの「コンチェルトしましょうね?」

その言葉が離れずまだ音楽を続けている



あれから一年

あいつは一体今何をしているのだろう?

誰にも連絡を取らず

どうやって暮らしているのだろう?

「真一?もう帰りましょう」

そう俺の元へ駆け寄ってきた彩子

あれからなんだかんだと俺を支えてくれている

「朝からずっと待っていたんでしょ?」

静かにうなずくと彩子は俺を抱きしめた


「もう・・・諦めましょ?

 私が真一の側にいるから・・・・」

そう言う彩子の手を握る

「彩子・・・・ありがとう・・・・

 結婚しないか?俺達・・・・」

「真一?嬉しい」

そう言いまた抱きつく

けどその遠くに俺はのだめを思い描いていた

俺はこういった未来をのだめと過ごすはずだった

けど今は・・・・・・・・




もう気持ちをしまいこんで

今こうやって俺のことを大切にしてくれている

彩子のことを考えないといけないのかもしれない


そう思ったんだ・・・・・・・・・



のだめ・・・一目でいい

あいつに会いたい






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