目覚ましが鳴り

重いまぶたを開ける

時計はもう19時を差していた


行かなきゃ、、、


でも

会いたくない センパイに

夕飯はきっと喉を通らないだろうし

そう思いもう一度ベッドに入る


コンコン


ドアをノックする音がする

出たくない

今は一人でいたい

ノックを無視する


また

コンコンとノックする音

「はぁ」

深いため息が出

ゆっくりベッドから立ち上がり

ドアを開けると

そこにはセンパイがいた

すごい汗で

着ている黒いTシャツは

汗で濡れていた

そして私の頬を

軽くセンパイは叩き

抱き寄せた

真っ白になる頭

「よかった」

と強く私を

またさらに強く抱きしめた

わたしは、センパイを突き飛ばし

部屋のドアを勢いよく閉め

鍵をかけた

顔が真っ赤になるのがわかった

まだ腕に残るセンパイの感触

訳がわからない

どうしてセンパイがこの部屋の事

知っているのか

そして

なぜ抱きしめられたのか

けど一つわかるのは

センパイが私の事を

探してくれてた事


あんなに汗だくで

髪の毛もバサバサにして

「のだめ」

外から私を呼ぶ声がこだまする







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