部屋に入るとたんにため息が漏れた


「なんでダブルベッドなんだ・・・・・」


その横ではしゃぎながら部屋に入るのだめ


「先輩どっちがいいデス?」

「は?」

「右と左デスよ!!」

「こんなところで寝れるわけないだろ!

 部屋変えてもらってくる!」

「今日ここ満室で部屋空いてないんデスよ。

 それに、夜は皆で天文観測するんデスから今のうちに寝ておかないと・・・」

そう言うとのだめはバスルームに着替えを持って消えた

その間に俺は峰に電話をした

「おい!どーいうことだ!!」

『何怒ってんだよ。』

「部屋何でダブルなんだ!!」

『あいてる部屋がダブルとシングルとツイン一部屋ずつだったんだから仕方ないだろ?

 俺と清良がシングルで二人で寝る、ツインに真澄ちゃんと黒木君

 そーすると必然的にお前ら二人がダブルになったんだよ

 それとも千秋、お前真澄ちゃんとダブルベッドに寝るか?』

「い・・・・いや・・・・・」

『じゃ黒木君とのだめをダブルベッドで寝かすのか?』

「ごめん…・俺が悪かった」

『だろ?

 それより早く昼寝しておけよ

 夜の為に』

「ああ・・・・」


そう言い電話を切る


またため息が漏れる


そして自分に一生懸命言い聞かせた


他の人たちに迷惑をかけるぐらいなら

俺がのだめと寝ればいい

それに

黒木君とはやっぱり一緒に寝かすわけにはいかない

真澄もなんだかんだいって男だし

俺が一番安全なんだ

そう

俺が一番


バスルームのドアが開き

髪の毛をふきながら出てきたのだめの姿に驚く

「お前なんだ!その・・・・・」

「あー、征子ママが買ってくれたんです」

そう言いくるりとまわるのだめ

ひざ丈のオフホワイトの胸元が強調されたネグリジェ

「かわいいですか?」

「・・・・べ・・・別に」

そう言うとのだめはほっぺを膨らませた

「もー先輩もさっさとお風呂入ってください」

と冷たく言い放つ

「あぁ」



そう言いバスルームへと向かった







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