「ねぇ?先輩?今日の晩御飯何にします?」

そういつも纏わりついてきたのだめと

もうどれぐらい会っていないんだろう

あのコンクールの日からどれぐらい時間がたっているのだろう


R☆Sの客席にぽっかりと1つだけ空いた席

そして

淡々と過ぎていく毎日

ただあいつがいないだけの生活にもとっただけなのに

物足りなさを感じるのはなぜだろう・・・・・・


あいつに出会ってから

全てが変わった

いい方向へ


俺の周りはにぎやかになった


ただ


その中の一つの

のだめが消えただけなのに




「ねぇ!先輩起きて!!!」

そう呼ばれた気がして

ここの所何度も目が覚める



「はぁ・・・・あいつに変な催眠術でもかけられたのか??」

そう思いながら家を出る準備をし出かける

部屋を出るとあいつの部屋の前で立ち止まる

そして必ずチャイムへと手が伸びてしまう


いないのは分かっているのに


きっと

ペットが急にいなくなった時って

こんな気持ちなんだろな・・・・・・・・・


なんて思いながら


遠い空を見上げて

ため息一つこぼし

俺は又歩き出した


あいつならきっとまた戻ってくる

そう信じて




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