「何不機嫌になってんだ?」

問いただしてもそっぽを向いたまま

こっちを見ないのだめ

なんで怒ってるかさっぱりわからない俺は

お手上げ状態だった

「わかんないならいいデス」

そう言い荷物をまとめ出す

「おい・・・」

「今日はのだめ帰りマス」

「待てよ

 言わないとわからないだろ?」

そう言いのだめをソファーに座らすと

膨れた表情のまま淡々と話しだした

「どうして、センパイはいつもいつも

 大事なこと一人で決めちゃうんですか???

 2人で住む場所なのに勝手に決めてきたり!

 のだめに何の相談もなしに・・・・・・・」

「え?

 だってお前そう言うのどうでもよさそうだし・・・・」


「むきーーーー!!

 どうでもいいわけないじゃないですか!!

 出来るだけ今は、ターニャの側にいてあげたいと思ってますし・・・

 のだめには、のだめの生活ってのがあるんデスよ!!!

 センパイニあるように!!

 そういうのを、お互いに尊重しあいながら決めるものじゃないんデスか??」


「ったく・・・・・

 チャンと見てから言えよ・・・・」

そう言い取り出したのは新し家の資料

それを見たのだめの表情からは

怒りが消え笑顔に変わる

「センパイ!愛してます!!!」

そう言い俺に抱きついてきた

新しい家は

三善のアパルトメンから約3分のところ

皆が来てもいいように

広めのリビング

自分たちの部屋以外にあと一つ

誰かが泊まりに来てもいいように

部屋がある間取り

「ここなら、みんなすぐ来れるしお前の生活にも支障はないだろ??」

「ハイ。

 センパイさっきはごめんなさい。」

そう言い抱きついてくる

「いや、俺も勝手に決めてごめん」

「ふぉ・・・センパイが謝るなんて明日は雨ですかね・・・・」

「いや・・・・本当にちゃんと話さず決めたのは悪いと思ったから。」

「センパイどうしたんですか?素直すぎて気持ち悪いデス」

そう言うのだめの髪の毛をぐしゃぐしゃにする

絶対に口では出来ないが

ずっと、のだめと一緒にいたいと思うから

素直にそう思ったんだ

二人の事はちゃんと二人で決めないとって

これからもずっと一緒に歩めるように





Be with you 1

END

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