これって倦怠期デスか？
最近先輩が言ってくる事が
とってもムカッとくるんデス
先輩は普段と変わりないのに
のだめだけがイライラして
先輩にあたっちゃうんデス
ターニャに言ったら間違いなく倦怠期よ！
って言われマシタ
気分転換に他の男とデートでもしてくれば？
って、、、、
でなんでそのお相手が
この人なんデスか？
「変態ちゃん」
「むきゃー！のだめは変態ではありまセンヨ！」
「じゃなんて呼べばいい？名前は？」
「のだめデス。野田恵！」
「じゃあ恵行こうか」
そう言いながら腰に手をまわしてくる
「むきゃーー！ナニするんデスカ！」
「何ってデートなんだからあたりまえだろ？
千秋はしないの？」
「そ、そんな事ないデスよ」
「じゃいいよね」
そう言いさらに引き寄せられる
「わかりました」
なんかそう言われると
された事がないって言うのが
とっても悔しいから
思わず嘘をついてしまった
先輩もだけど
この人も凄くエスコートがうまい
「さすがデスね。」
「何が？」
「女性の扱いが上手デス」
「まぁ、それぐらいで来て当たり前だろ？」
そう言いながら扉を開けてくれる
とあるホテルのスィートルームでのディナー
「せんぱいもお金持ちですけど、あなたもお金持ちなんデスネ。」
「あなたじゃなくて、幸久って呼べよ」
「先輩の事も呼び捨てで呼んだコトないのに！」
「へーないんだ？
じゃ恵って呼ばれたことは？」
「・・・・・ないです」
「本当にそれで付き合ってんのか？」
「つきあってマスよ！」
「ふーん」
そんな会話をしながら
食事は進み
デザートまで終わり
ワインを飲みながら話してるうちに
もう時計は22時をさそうとしていた
「ごちそうさまデス。
そろそろのだめ、帰ります」
少しもたつきながら
立ち上がると
「まだいいだろ？」
そう言い扉の前に立たれる
「ダメですよ！帰らなきゃ先輩が心配シマス」
「心配させてやればいいよ」
松田さんはそう甘くささやいた
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