最近日本での仕事が増えてきた
あの白い薔薇歌劇団の公演のおかげか・・・・
よくオファーが入る
そして今回は
R☆Sオーケストラの初期メンバーが集まり
公演をする機会ができまた日本に戻ってきた
それに当り前のように同行するのだめ
まあ、今回はのだめもR☆Sで共演することになったから
あたりまえといっては
あたりまえだけど・・・・・・・・
この 公演が出産前最後の舞台となる
この頃は胎動も激しいらしく
夜寝れないこともあるみたいだ
成田に着き
二人分の荷物をターンテーブルから取り
税関を抜け到着口を出ると
峰と清良そして真澄が迎えに来ていた
「千秋様!!!」
「千秋!のだめ!」
大きな声で叫ぶ峰と真澄・・・・・・
相変わらずだな・・・・と思うと同時にため息が出る
のだめは3人の顔を見るなり
満面の笑みで
「むきゃーーー!!!!
峰君、清良さん!真澄ちゃん」
と言い走りだそうとする
それを俺は腕をつかみ引き止め
「お前いい加減自覚しろよ!!」
「あっ!そーでシタ・・・・」
そう言うと俺の腕に腕をからめ歩き出す
実はまだ
この三人にものだめの妊娠のことは話していない
黒木君にも口止めをしていた。
こいつらの事だ分かったとたんお祭り騒ぎになる
それはいいんだが
まだ安定期に入っていない時期だったし
騒ぎ立てたくなかった
だから今回の帰国は
R☆Sの公演+のだめの妊娠報告もかねていた
この後すぐに飲み会の会場に行くという事になっているが
その前にこいつらにだけは話しておきたくて
俺から実は迎えは頼んでいた。
「じゃ千秋行くか!」
と言い駐車場へ向かう峰を呼び止め
ターミナルビルのカフェに向かった
「何だよ話って!
まさか、公演に出れないとかそんなんじゃないだろーナ!!」
と不安がる峰
「違う・・・・その・・・・」
「もー先輩!じれったいデスね!男ならビシっと言ってくださいよ」
「え?オレなんか千秋に怒られるようなことしたか?」
「違う!!」
「何だったら、のだめが言いましょうか?」
「いや、俺が言う・・・・・。」
何で俺こんなに緊張してるんだ?
手が汗ばむのがわかる
「その・・・・のだめが今妊娠中なんだ」
「え!!!」
3人の声が重なる
「に・・・・妊娠中ってどういうことですの?
千秋様」
パニックになる真澄
「妊娠ってあれか!
おめでとーーー!親友」
と抱きついてくる峰
「のだめちゃん体大丈夫?
長時間のフライトだったし大変だったでしょ?」
「あーー、ある意味大変デシタ。
先輩離れてくれないから・・・・あへーー」
「お前余計なこと言うな!」
「で!今何ヶ月なんだ?」
「あっ・・・今7か月に入ったばっかりデス。
おなかの中で元気に大暴れしてマスよ」
「そっか、そっか。
よーし今夜は朝まで飲み明かそうぜ!
な、親友!」
そう言い方を組む峰
「じゃとりあえず皆も待ってるし、宴会場へ行くか」
そうして俺たちは空港を後にした
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