先輩の家の扉にキスをして扉をなぞる

すると後ろからギュっと抱きしめられた

振り向かなくてもわかる

この手


「せ・・せ・・ん・・ぱい・・・?」


声が裏返る


「なんで、俺の家の扉にキスしてんだ?」


どう答えていいのか頭が回らない



「先輩の見間違えデスよ・・・・」


とっさに出た嘘・・・・・

絶対に嘘だとばれている

それでもそう言うしかなかった

「ふーーーん」

と言う声が耳元で聞こえ

強い力で先輩の方へと向かせられた


「それ、俺の目見て言えるか?」

「も・・・もちろんデス。」

「じゃ・・・言ってみろ」

真っ直ぐに見つめる目を

見れないまま沈黙が続く


「・・・・・・・」

先輩はニヤリと笑い

「お前嘘つくの本当下手だな」

そう言い

また私を抱きしめる

「ダメ先輩やめて!」

そう言い離れようとすると

私の腕をつかみ部屋の中へと引き込まれた

そしていつの間にか顔が近づき

先輩の唇が私の唇に重なる

半分開いていた唇その間から舌を入れられ

舌を絡めてくる

必死に抵抗していたけど

その甘いキスに私はだんだん夢中になり

いつの間にか首元に手をまわし

自分からも舌を絡めていた


少し唇が離れ目が合う

唇と唇の間にはどちらのものかわからない

唾液が伸びて繋がっている

それがますます私にスイッチを入れた

そして

お互いまた唇を重ねて舌を絡めあう


「ん・・・・・ん」

言葉にならない声が漏れる

先輩の手が私の背中をなぞる

「ん・・・はぁ・・・・」

サラに漏れる声

そして

少し短めのワンピースの中へ

先輩の手が侵入し

太ももをなぞった

その瞬間


黒木君の顔が頭に浮かんだ


先輩を突き放し

荒れた息を整えながら

「ダメ先輩・・・・のだめは黒木君が待ってるカラ・・・行かなきゃ」

そう言い先輩のの腕から離れ玄関を開けた

するとすぐに

その手は握りられ

また引き寄せられ唇が軽く触れる

そのまま抱きしめられ

そして耳元で

「行くな・・・・」

と先輩はつぶやいた

それと同時に

携帯の着信音が鳴り響く



黒木君・・・・・・?


罪悪感でいっぱいになりながらも


このまま先輩と一緒にいたいって思ってしまう


けど・・・・・・・




「やっぱりダメ・・・行かなきゃ・・・・」

そう言いワンピースから携帯を取り出すと

すぐに奪われ

先輩は通話ボタンを押していた


「もしもし?黒木君?」


「せんぱ・・・・・・」


絞り出したか弱い声は先輩の手によってふさがれた





「あいつ体調悪いみたいで玄関の前でうずくまってたんだ。

 とりあえず今俺の部屋に運んだんだけど」



「あーーー・・・・・・

 わかった。」


何も言えないまま電話が切られる


「黒木君・・・今から来るって

 とりあえずお前は体調悪いふりをして俺のベッドに寝てろ」


私は頭の中パニックでどうしたらいいかわからずにいた

そんな私を先輩は軽々抱き上げベッドルームへと運んだ




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