ずっと気になっていた

けど聞けずにいた

「なぁ」

「何デスか?」

「あのさ・・・・美音って」

「みーちゃんがどうしました?」

「美音ってあの時の子供だよな?」

「あの時って?」

「ほらさ・・・・お前が出て行く前に・・・・・・・・」

のだめは黙り込む

そして笑いだした

「違いますよ!真一くんって案外おバカさんなんデスね!」

そう言い大笑いする

「だってあのときしか・・・・」

確かにあの頃避妊具事態あんまり

いや・・・・全然使ってなかったけど気をつけてたし

あのときぐらいしか考えられない

「真一くん覚えてませんか?

 あの1か月ぐらい前に、ミルヒーとone more kissに行ったじゃないですか

 で、のだめが怒って次の日口きかなかったでしょ?

 その日の晩も酔って帰ってきたじゃないですか?」

「あぁ・・・」

なんとなく・・・うる覚えではあるが微かに記憶がある

あの日

俺は朝からイライラしていた

口を利かないのだめ

そしてマルレでの団員への不満

いろいろあった・・・・・・

で帰りにまた会いたくない人に会ってしまった

松田幸久・・・・・・・・・・・

飲みに誘われて

断りきれなくて

飲みまくって帰ってきた

そして・・・・・・・

そして?

「俺酔って帰ってきただけだろ?」

「違いますよ!!」

そう言いのだめは話し出した


「真一くん帰ってくるなり・・・・・・・・・・」











「ただいまーーーー!」

「今何時だって思ってるんデスか?!」

「のだめさんただいま」

「もー真一くんまた酔ってる!

 昨日の事全然反省してないじゃないデスか!!!」

「反省してるよ・・・・・ごめんのだめ」

「ふぉ・・・・素直・・・・」

「だからさ・・・・・・」

そう言う真一くんに口をふさがれた

甘いキス

唇が離れ唾液が糸を引く

「真一くん、ムラムラですか?」

「うん・・・だから」







「って真一くんに押し倒されて

 のだめも、その気になってしたんですけど・・・・・

 真一くん終わった後言ったじゃないですか

 『少し中で出ちゃったかも』って

 その時の子供がみーちゃんデスよ!!

 どんだけ強いんですかね・・?真一くんの?」


そう首をかしげるのだめ


思わずため息が出る

「もう少し言い方ってものがあるだろ?」

「でも、本当の事ですから。

 それにあの時の子供だったら、まず計算が合いませんよ?

 でもよかったですよ、あのときあんなに強引にされたりしたのに

 みーちゃんが無事で・・・・・・」

「・・・・すいません・・・・・・・」

「あっ・・・・そう言えばまだ言ってませんでしたよね?」

「ん?」

「赤ちゃんそれと、ができました!」

「え?」

「だから、みーちゃんに弟か妹が・・・・・

 イヤですか??」


「いやなわけないだろ!」

そう言いのだめを抱きしめる


「今度はずっと成長見守れるんだな」

「ハイ・・・・真一くんが何も問題起こさなければ・・・・」

「なんだよそれ」

「一度あることは二度ある?」

「それを言うなら二度あることは三度あるだろ?」

「そーでしたか?」

「そーだ!」

「それと、どうも双子みたいなんデス。

 来週病院ついてきてくださいね」


「え!!!」

「のだめもビックリですよ!

 やっぱセンパイの強いんデスかね??」

そう笑顔で言うのだめ・・・・・


につられて笑顔がこぼれた










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