約束のしるし

のだめの元へ先輩が
必ず戻ってくるっていう・・・・





「ねぇ先輩・・・」

「ん??」

「先輩は指輪しないんデスカ?」

「え?」

「ここに!」

自分の左手をを出し
指輪を主張する


怒涛の日本帰国を終え
パリに帰ってきた

1週間後には先輩はまた公演でいなくなる

けど
先輩の指には光るものはない
のだめに「約束」はしてくれましたが

もしや気が変わったのではないかと
不安で不安でたまらなくて
先輩に詰めよった

先輩からため息がこぼれ落ちる


「結婚指輪じゃないんだから、俺のはないの」

「ホエ?」

先輩は本を置き
呆れた顔でのだめを見た


「お前女だろ?
 たく・・・婚約指輪は男が女にあげる物
 その指輪に対してお礼として、また別のものを男にあげるんだろうが!」

「そうなんデスカ?
 のだめ、全然知りませんデシタ・・・・・
 先輩どうしましょう?
 ナニが欲しいデスカ?」

おどおどするのだめを見ながら

また大きく先輩はため息をつく

「何がって・・・・」




「そうだ!先輩!のだめも先輩に指輪買いマス!!!
 そうすれば先輩に悪いムシはよってきまセン!
 浮気の心配もゼロデス!!!
 さぁ先輩!今すぐ買いに行きまショウ!」


そう言い先輩の腕を引っ張ると
逆に引っ張り返され

いつの間にか先輩の膝の上に座らされていた

「何?お前は俺が浮気するとでも思ってるの?」


あきらかに不機嫌な声で問いかけてくる


「お・・・・思ってないデス・・・・
 でも・・・・」


「でも?」

「たまに夢で見るんデス。
 先輩がのだめの前からいなくなっちゃう・・・・
 だから不安で・・・・・」


そう言うと
ふわっと先輩はのだめを抱きしめ優しい声で


「お前心配しすぎ・・・・
 俺には・・・・
 お前しかいないから安心しろ」

「ムキャーーー・・・・・
 先輩もう一回」

先輩の腕の中でとろける

「////二度といわねぇ!」

先輩は顔を真っ赤にして顔をふせた
「どうしてデスカ?
 のだめ次はちゃんと録音しておきたいんデス!
 先輩がいなくてさみしい時に聞けるように!」

「絶対だめだ!
 この変態!!」

そう言うとのだめを抱き上げ立たせる

そして先輩もソファーから立ち上がり
のだめの手を取る

「行くぞ!」

「ホェ?」

「不安なんだろ?
 俺に悪い虫がつかないか?」

「・・・・はい・・・・」

「指輪してやるよ!
 お前にもおそろいの買ってやるから早く用意しろ!!!」


「ムキャ☆ホントですか?
 のだめ次はダイヤが欲しいです!」

「お前な・・・・・」

飛んで喜ぶアのだめに
先輩は口封じの優しいキスをした


「ほら、行くぞ」

のだめはだされた左手にに寄り添った



・・・・・2へと続く・・・・・
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