退院し

そして慌ただしく結婚式の日程を決め


準備をし


そして




式当日・・・・・・・・・・・・・



まだ夢を見ているような気分の私


いろんな事が

たった1,2ヶ月で変わってしまった


卒業式も終わり


来週には

フランスへ先輩と旅立つ


その前に



日本での結婚式






目立ち始めたお腹に似合うように

ヨーコが作ってくれたドレスを着て

控室で先輩を待つ



コンコン

ノックがして

ドアが開く

「先輩?」


開いたドアの方を見ると


そこにいたのは黒木君だった


「黒木君・・・・・・・」

「おめでとう。

 恵ちゃん。」


そう言い悲しそうに微笑む黒木君の顔を


私は見れなかった


黒木君はわたしの目の前に立ち


「千秋くんと結婚するの?

 本当に後悔しない??」


そう私に問いかける

私は言葉にはせず

静かにうなずいた

「そっか・・・・・」




私の手を引き抱きしめ


「僕はいつも恵ちゃんの見方だから・・・・・

 ずっと好きだから・・・・・・・・・・・。

 何かあったらいつでもおいで」


そう言った


私はまわされた黒木君の腕を

そっととき


「もうのだめは、何があっても先輩の元を離れませんカラ・・・・・。

 黒木君、ごめんなさい。

 ありがとうゴザイマシタ・・・・・・・

 好きデシタよ・・・・・・・・・」


そう黒木君の手を握り目を真っ直ぐに見て話した



「そうだよね・・・・・・

 ごめんね。困らせて。

 幸せに」


「ハイ。

 黒木君も・・・・・・・・・・・・・」



手が離れ黒木君は控室から出て行った


スキでしたよ・・・・・・・


本当に・・・・・・・・・・







しばらくすると


また扉がノックされ


先輩が入ってくる


ドレス姿の私を見て


照れくさそうな表情を見せた

そして私の手をとり

「行くぞ」


そう言いチャペルへと向かう





「お前指輪の交換のとき間違えるなよ」

「ムキャ!大丈夫デスよ。」



「後悔してないか?」

「何をデスか?」

「うんん、何にもない」

「大丈夫デスよ。

 のだめ先輩と結婚するの公開なんてしてませんカラ。

 幸せデスヨ・・・・・・


 先輩は幸せデスか?」



「あぁ」


その言葉を聞きホッとする




扉の前に二人で立ち


開かれる扉



オーケストラの音と歌


そして暖かい拍手が二人を包んだ









END
































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