「えっ?」
「間違いなくあの日、恵ちゃんとしたけど
途中からだけどちゃんとつけたし、、、
可能性はゼロではないけど。
あーあ。悔しいな。
どーして、あのとき千秋くんに遠慮なんかしたんだろう。
帰さず僕のそばに置いておけばよかった。
千秋くんはどうするつもりなの?
僕は、恵ちゃんといれるなら千秋の子供でも育てるけど」
とまっすぐ俺の目を見て言った
そしてうつむき目を閉じていた
俺は深呼吸をし
「いや、俺が育てる。
のだめと結婚するつもりだ」
うつむいていた黒木君の顔が上がり
「そう言うと思ってた。
恵ちゃんはなんて?」
「何にも、、、
まだ動転してるみたいだ」
「でも最終的に誰と育てていくかは
恵ちゃんにきめてもらうんだよね?」
「あぁ」
「じゃまた朝くるよ。
そのときちゃんと話そう」
そう言い黒木君は足早に去って行った
のだめがどっちを取るかは分からない
こんなに自信がないのは初めてだ
あいつが
もし黒木君を選んだらと思うと
なんか本気で人を好きになるのって
こーいう事なのかって
最近思う
自分の気持ちが押さえられない
病室に戻り
のだめの横に座る
手を握り
優しく髪を撫でた
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