「先輩今さっきのって・・・・・

 ウソですよね?」


覚えがないなんてわけはない


でもウソであって欲しいと思った

だって・・・・・・

「本当だ」

そう静かに言う

「産むんだろ?のだめ。」

峰君が心配そうに問いかける

「だって・・・・・」

初めて先輩としたのは1か月前

それとほぼ同時に

黒木君とだって・・・・・

先輩の子供か

黒木君の子供かわからない

お腹の中に赤ちゃんがいるなら産みたい

だってのだめの子供には変わりないから


けど・・・・・・


「のだめ、結婚して一緒に育てよう」

「けど先輩!」

「わかってる言いたいことは。

 どっちの子供でも俺は俺の子供として育てていきたい」

「あんた!まさか・・・黒木君とも?」

真澄ちゃんの顔が強張る

私は静かにうなずくのと同時に

真澄ちゃんが平手で

私の左頬をたたいた

「バカ!あんた本当にバカよ!」


そう言いながら私を抱きしめる

「ごめん。真澄ちゃんには本当のこと言えなくて・・・・・」

申し訳なさそうに峰君が言った

「のだめあんた、一人で相当悩んだのね・・・・・

 やせちゃって・・・・・・

 何で話さないのよ私に。」


「真澄ちゃんゴメンナサイ。」

「いいのよ・・・・・。

 それより今は赤ちゃんのコト考えなきゃ・・・ね」

そう言い私をさらに強く抱きしめた


「でもよーーー。

 黒木君にも父親の可能性があるなら

 ちゃんと言わなきゃまずいだろ?」

「そーよね。」

「あぁ。

 のだめ・・・・・俺はお前と子供育てるつもりだから・・・・。

 黒木君には俺から話す。」


「ちょ・・・・ちょっと待ってくだサイ。

 のだめまだ、先輩と育てるとは・・・・・」

「俺様に逆らうな。

 お前は俺から離れられないんだから・・・・・。」


そう言うと私の頭をクシャクシャにして


先輩は笑った




















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