一緒にご飯を食べるのも
ずっと当たり前だった
けど明日で終わりにしないといけない
さよならを決めたから
そう思うと胸がいっぱいで食べれなくなる
それでも無理に入れないと
先輩に気付かれてしまう
いつも思う
どうして先輩じゃなきゃダメなんだろう
どうして先輩の事が好きなんだろう
そんなの答えが出るはずないのに
それでも考えてしまう
「どうした?」
「なんでもないデス。」
ボーとしていた私に気づいた先輩
先輩もなんか様子がおかしい
たまに上の空になったり
今日は特に変に優しかったり
ゴハンだって
いつも以上の呪文料理・・・・・
きっと頭のいい人だから
何かに気付いてるに違いない
けど
まだ先輩
気付かないふりしててください
そうしないと
早くさよならしなきゃいけなくなるかもしれませんから
だから
まだ
お願いです
デザートまで食べ終え
洗い物を二人でする
こっれもずっと当たり前になっていた
涙がこぼれる
必死に隠そうとしたが先輩に見つかり
腕をつかまれる
「何で泣いてんだ・・・」
「何にもナイデスよ。
石鹸が目に入ったダケです。」
「ウソつくな」
「ホントですよ。」
先輩の顔が見れない
長い沈黙の後
先輩はため息をつき
私の顔を自分の方へと向けた
涙がまだ止まらない
見られたくないのに
こんな顔
「黒木君から聞いた・・・・・・・」
「え?」
「俺とも黒木君とも離れるってどういうことだ!」
「それは・・・・・・・・・」
「理由を言え」
「それは・・・・・・・・・・・・・」
「それは?」
「のだめが・・・・・・・・
のだめが嫌なんデス。
今のだめは、もちろん先輩の事が一番好きデス。
けど・・・・黒木君も好きなんデス。
優しくて先輩よりものだめのこと、スキで・・・・・・・」
「おい!ちょっと待て
俺は黒木君に負けたつもりないけど?」
「・・・・・・・・・・・・・・・。
どっちつかずな気持ちのなのに
先輩と一緒にいること出来ません。
それに、黒木君とエチした時は
先輩より黒木君のことの方が愛おしかった・・・・・
すぐに後悔はしましたけど・・・・・・・・・」
「だったら俺の側にいたらいいだろ?」
「そーいうのイヤなんデス!!
どーして分かってくれんとですか?」
「わかりたくもねー!!!」
そう言い先輩は私を引き寄せ
キスをした
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