数日前母さんからチケットが送られてきて


俺はいまパリにいる

「えっ!先輩?」

「母さんは?」

「どうしてここにいるんですか?」

「母さんに呼ばれたんだ」

「征子ママに?

征子ママなら今イギリスデスよ?」


「なに!」


慌てて携帯を取り出し電話をする



「母さん!」

『あぁ真一着いたのね」


「どういう事だよ!コレは!」

『私からの誕生日プレゼントよ?』

「はぁ?」


『真一明日誕生日でしょ!

のだめちゃんと一緒にいたいだろうと思って』


「なんでそうなるんだ!」


『もう!素直になんなさい。

いい加減。

月曜には帰るからゆっくり2人でたのしんで

でも寝れないほどしちゃダメよ

試験中なんだから!のだめちゃんは

じゃ私のベッド使いなさい』




そう言うだけ言って電話がきれる



思わず大きなため息が漏れる



「先輩?」


「母さんのベッドどれ?

荷物おいたら飯にいくぞ」


「征子ママのベッドなら、のだめと一緒デスよ

いつも一緒に寝てましたから」

「はぁ!

他にベッドは?」


「ありませんよ」


さらに大きなため息がでる


「じゃ俺はどこに寝るんだ?」


そうボソッとつぶやいた言葉に


のだめが反応する


「先輩、この部屋に泊まるんデスか?

じゃ一緒に寝ましょうネ?

夫婦はいつも一緒デス!あへー」


「絶対ヤダ!」

「なんでデスか?

のだめ先輩にのだめプレゼントしますよ?」


「はぁ?」

「だって明日は先輩の誕生日でしょ?」


「あぁ」

「先輩の誕生日一緒にいれるなんて

のだめ幸せデス」


そう言い俺の腕に引っ付く


「とりあえずのだめお腹すきマシタ。

ごはん食べに行きましょ」


そう言い俺を引っ張り

外へと出た












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