「話し終わった?」
そう言いながら先輩は病室にはいってきた
泣いていたことを気付かれないように
涙をぬぐうが
とめどなく溢れてくる
先輩は私の前に立ちそっと抱きしめてくれた
「泣けよ・・・・・」
そうそっと言って
きっと私は
黒木君だけじゃなく
先輩の事も沢山傷つけた
それでも
やっぱりこの手を選んでしまった
両方をを選ばないという選択もあったのに
それでも
「先輩ごめんなさい・・・・
のだめ先輩も沢山傷つけてしまいマシタ・・・・
それでもいいんデスか?
のだめ・・・・先輩と一緒にいて・・・・」
「いいにきまってんだろ?
もう二度と言わないからな・・・・・・
野田恵さん俺と結婚してきださい。」
そう私を真っ直ぐに見つめ言った
「もちろんデス。
先輩のだめと結婚してクダサイ!
大好きデス」
そう言い私は先輩は抱きついた
「やっと・・・・いつものお前に戻ったな・・・・」
「え?」
「さっきまでのお前は別人みたいだった。
どんどん違う人間になっていくようで怖かった」
「何デスか?それ?
のだめはのだめデスよ・・・?」
「そうだな・・・・・・・。
しかし・・・・・俺様がお前と結婚することになるなんてな・・・・・
やっぱもう一度じっくり考えなおした方がいいかもな・・・・・
道を誤っていないか・・・・・・・・」
「ギャボ!先輩!!」
「ウソだよ・・・・・。」
そう言い笑った
「そうだ今日夕方にお前の両親来るぞ」
「辰男とヨーコが?」
「ああ事故のこと連絡したから・・・。
その時にちゃんと挨拶もしなきゃな・・・・・
あと退院したら母さんにもあって欲しい。
お前の親に言う前に先に母さんにも言っておかないとな・・・・・・」
「ハイ・・・・。
先輩よろしくお願いしマス。」
「あぁ。
とりあえず今から三善の家行って話はしてくる。
そのあとお前の親迎えに行ってくるから。」
「はい」
「じゃしばらく、一人になるけど昼過ぎには峰と真澄が来てくれるから」
そう言い先輩は慌ただしく病室を出て行った
一度にたくさんの事が動き出す
これからどーなるんだろうという
不安と共に
噛みあった歯車が
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