駅までの道をどう歩いたか

覚えてはいない


駅に着くと先輩の姿が見えた


迎えの電話などいれていない


いつから先輩はそこにいるんだろう?


私と黒木君が・・・・・・・



「のだめ!!」


わたしの姿を見つけ

近づいてくる


まともに顔が見れない


「のだめ?どうした?」


優しく問いかけてくる先輩


それが、益々私へ追い打ちをかける


先輩のコト好きだから隠せない


さっきまでの事を頭の中で整理しながら

ゆっくりと話した


「ごめんなさい・・・・・

黒木君
先輩とのだめのことしってまシタ・・・

それと・・・それと・・・

のだめ、黒木君とエチしました・・・ごめんなさい」

その言葉を発すると同時に涙がこぼれる


「のだめ、押さえれなかったんデス。

のだめが、黒木君と一つになりたいって思っちゃったんデス。」

先輩の手に力が入るのがわかった


消して先輩は許してくれないだろう

この裏切りを

話さずに何もなかったようにする事も出来た

けどあの時間

私の中では先輩と同じくらい

黒木君を愛してしまったから

隠しておけなかった

後悔がないと言ったら嘘になる

けど・・・・・・


「お前は黒木君の所へいくのか?」


いつもより低い声で問いかけられる

首を横にふる

そうすると先輩は私を抱きしめ

「だったらいい・・・・」

そう一言だけ言った






















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