「イヤデス!!」


黒木君を突き飛ばす


「さっきまで千秋くんに抱かれてたんでしょ?」

ソファーに倒れた黒木君はゆっくり立ち上がり

そして私を見下ろしそう怒鳴った


「・・・・・・・・・・」

今まで見たことのない黒木君に恐怖心を覚える


「僕と付き合うって言ったじゃないか・・・・

 哀れに思って付き合ったの?

 千秋くんに抱かれながら、僕のことかわいそうだって思ってたの?」

「ち・・・違いマス・・・」

「何が違うんだい?」

「のだめ、黒木君と本気で付き合おうと思いマシタよ・・・。」

「じゃなんで・・・・・」


涙がポロポロこぼれ出す

「ゴメンナサイ。

 のだめが悪いんです・・・。

 千秋先輩のこと好きなのに・・・

 黒木君と付き合おうとしたのだめが・・・・・」


泣きじゃくる私を見て黒木君は我に返り


優しく頭をなで


何度も何度も


「ごめん」

とつぶやきそっと抱きしめてくれた


それがまた

私の涙を誘う

「の・・のだめこそ・・・ごめんなさい・・・・。」


黒木君がやさしく私の頬を流れる涙をぬぐう

目があい

離せなくなる


凄く切ない顔で私を見る黒木君を

とても・・・・・とても・・・・

愛おしく思ってしまったの



先輩ごめんなさい・・・・・・・


そっと私から黒木君の頬に手を添え


唇を近付ける


ごめんなさい先輩


でも・・・・・・

いまだけ・・・・・

この人のことを好きなのを許してくだサイ。


唇と唇がふれあい短くキスをする


また目があい


そして






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