「先輩ちょっと出かけてきマス」


寝室で電話していたのだめが

身支度を整えながら言った


「どこに行くんだ?」


「えっと・・・・黒木君が・・・・」


「黒木君が?」

「様子おかしいんデス。

 泣いているみたいで・・・・・・」

「ふーーん。

 で?お前は行くんだ」

「ハイ。」

「俺が行くなって言っても?」


「ハイ・・・・。

 だって先輩が公演終わるまで黒木君と付き合えって・・・・

 付き合ってるんデスから、彼氏がおかしい時行くのは普通デスよね?」


「そーだな・・・・。

 じゃ、送っていく。」

俺も身支度を始める


「先輩・・先輩は待っててくだサイ。

 なんか、先輩が来ちゃうと悪い方向に行きそうなんデスよね・・・・」


「・・・・・・・・・・・・・わかった・・・・。」


のだめのまっすぐな目にをみてると

そうしか言えなかった・・・・・・・


「どこまで行くんだ?」

「あー黒木君の家の近くデス」

「じゃ帰りは迎えに行くから、話が終わったら電話しろ。

 行きも駅までは送っていくから」

「ムキャーーーー先輩!

 ホントにのだめの事好きなんデスね。

 愛されてるって実感デス!」


準備が整い家を出る

鍵を閉めのだめの手を取る


俺からのだめと手をつなぐなんてはじめてだ


こいつの事好きだって認めてから

たった2日なのに

俺……めちゃくちゃ変わったよな・・・・・・・



凄くうれしそうに俺の横を歩くのだめ


こうしていれば本当にかわいいのに・・・・・











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