千秋先輩と二人きりでのお買い物
日本にいた間は
日中はオケや白薔薇のみなさん
三善の家では
千秋先輩の家族がいて
なかなか二人っきりになれなかったし
何処か行くにも
何故か誰か
一緒・・・・・・・・・・
全然二人の時間をもてなく
けどパリに戻ってきてからは
先輩と二人きり
そのうえ
今日は先輩とお揃いの
指輪を買いに行くなんて
「あーのだめは、世界で一番の幸せ者デスネ~先輩」
そう言うのだめに
先輩は優しく微笑んだ
そして意地悪な口調で
「そーだな、こんな変態な彼女に寛大で優しくて、ましてやプロポーズまでしてやって」
「ムキャーー!先輩のカズオ!!
・・・・・・そんなこと言って、先輩のだめの事大好きなくせに」
先輩の顔が真っ赤になる
「知ってるんですよのだめ
日本に帰ってすぐ、先輩、峰くんと黒木くんと男3人プラス真澄ちゃんで飲みに行きましたよね・・・・」
「ああ・・・・・」
「そのとき、先輩酔いつぶれましたよね」
「・・・・ああ・・・・」
オドオドする先輩を
少し笑いながら追い詰める
「そのとき先輩、言ったんデスヨ
峰君たちに」
といい
携帯を取りだし動画を再生した
真っ赤な顔の峰君が
グラスをドンと置く
『千秋お前のだめとどうなんだ?』
それを手にする先輩
『どうって?』
『ほらさ結婚とか・・・・』
グラスに口をつける手前で手が止まる
『あー・・・・
するつもりだけど・・・・』
『け・・・・結婚!!
ち・・・千秋様!!!!』
真澄ちゃんが悲鳴のように叫んだ
『あいつがいなくなったとき
本当にまいったんだよな・・・・
何にも手につかなくて
あいつと一緒にいる未来がどんなに大切かはじめてわかった・・・・』
裏軒でのひとコマが
映し出された
「お・・・お前なんでそれを!!!」
携帯を取り上げようとした先輩を
ひらりとかわす
「峰君からいただきマシタ
取り上げても無駄デスヨ?
コピーは沢山ありますカラ
・・・・・それに・・・・」
「それに先輩さっきも『俺にはお前しかいないから』って・・・・
ムキャ★
まぁのだめの方が、スキは勝ってますけどね。
ムン。」
大きくため息をつく先輩
「さぁ先輩!行きましょう」
と先輩を引きづる形で
お店へと急いだ
・・・・・3へ続く・・・・・
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