日の光で目が覚め
まだ寝息を隣で立てている先輩を見つめる
もう何度もこの光景を見ているけど
『何かが違う』ように思える
付き合いだした頃ですら
そう言った感覚はなかった
いつも一緒
それは
あのころから変わらないはずなのに
指輪一つで
そして昨日起こった出来事一つで
これだけ変わってしまうのだろうか・・・・
先輩が寝返りを打ち
のだめに抱きつく
「・・・・のだめ・・・・」
うっすらと目を開け
のだめを見つめる
「はい。なんデスか?」
「おはよう」
「おはようございます」
朝の挨拶だけでも
なぜか照れくさく思える
「いい天気ですよ先輩」
「うん・・・・てかお前また先輩って・・・・」
「ぎゃぼ!忘れてました・・・・
長年の癖って抜けないデスね・・・
なれるまで待ってください」
「そうだな・・・
ここまで長かったもんな」
「そデスよ!先輩がはっきりしないから、いつまでもいつまでも・・・」
とボソッとつぶやくと
先輩はバツが悪そうに頭をかいた
「ところで先輩朝ごはんどーします?」
「あー、ルームサービス頼んでるからもうすぐ来るんじゃない?」
「ギャボじゃ何か着ないと・・・・」
と慌ててベットから飛び起きるのだめを
後ろから抱き締め首筋にキスをする
「先輩!ダメですよ・・・・」
「なんで?」
「だってルームサービスが・・・・」
コンコン
タイミングよく扉がノックされる
先輩はのだめから離れバスローブを着る
そしてのだめにも手渡した
「Oui」
「朝食をお持ちしました」
扉を開け朝食を用意してもらう
その間のだめはベッドルームで待っていた
「それでは終わられましたらお呼びください」
そういい扉が閉まる
のだめはベッドルームの扉を開け
ダイニングルームをのぞくと
先輩がのだめに近づいてくる
そして抱きしめキスをする
キスをしながらのだめの
バスローブを脱がせる
そして静かにベッドに押し倒した
唇がそっと離れる
「真一くんの孔雀・・・・」
「ああなんとでも言え」
そう言いながら
のだめの体に唇を這わせた
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