大きなジャグジー

お湯にはバラの花びらが浮いている

のだめはそーとバスルームのドアを開ける

「先輩・・・後ろ向いてて下さい」

顔だけ覗かせているのだめ

「たく・・・」

と言いながら背を向ける

後ろを向いたのを確認してのだめは

シャワールームで体を流した後

そっとジャグジーに入った

「もうそっち向いていい?」

「・・・・いいデスよ」

先輩がのだめの方へ向く

大きなため息が漏れる

「何でお前バスタオル巻いてんだ?」

「いいじゃないですか
 一緒に入ってるんですから」

「はぁ・・・まぁいいか・・・」

そう言いのだめを引き寄せる

のだめは先輩の間にすっぽり入り

後ろから抱き締められていた

「のだめ、次の客演終わったら家さがしに行こうか?」

「家デスか?」

「うん。今のお互いのアパートメント出て二人で暮らす」

「ほえ、いいんデスか?」

「当たり前だろ?俺たち結婚したんだし・・・
 いつまでも別々に住むのも変だし
 ましてやお互い忙しくなると中々会えないし・・・・」

「そデスね・・・・
 先輩・・・・のだめ
 お仕事セーブして、出来るだけ先輩のそばにいたいんですけど、ダメデスか?」

先輩から離れ見つめる

「お前せっかくいい仕事貰ってるのに・・・
 もったいないだろ!」

「ちゃんと今入ってるお仕事はします。
 でもそのあとは、そんなに沢山ではなく先輩との時間作りながらピアノ弾きたいんデス。」

「エリーゼに殺されるぞ!
 それに、せっかく軌道に乗ってきたのに・・・・・」

「・・・・そかもしれません、けどのだめは先輩と一緒にいたいんデス。ピアノは辞めません、のだめなりに頑張りますから・・・・」


「・・・のだめ・・・・」

「ホントはユーコさんみたいにずっといたいデスよ・・・・
 でもそれは出来ないからせめて・・・・
 お願いです・・・真一くん・・・・」

真剣なまなざしで先輩を見つめる



「わかった俺からエリーゼに言ってみる
 けど、期待するな・・・」

「ムッキューーーー!ありがとうございます! 
 真一くん・・・・・大好きです・・・・・」

と軽いキスをした・・・・




・・・・・・・15へつづく・・・・・・
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