花音ちゃんのパパが帰ってきました


パパは

写真で見るよりも

背がすごく高くて

カッコよくて


花音ちゃん決めました!

大きくなったらパパと結婚します!!!


「パパ抱っこしてください!!」

ママにべったりとくっつき座ってる

パパに手を伸ばし催促をする

「花音ちゃんダメですよ!

 今はママがパパに甘える時間ですから」

「おい!」

そう言いママをどかすと

私を抱っこしてくれる

「何なんですか・・・・

 花音ちゃんがいたらのだめはいらないんですか?」

そう言うママ

「自分の子供にやきもちやくなよ!」


「いいですよもう。」

そう言うとひーくんの所へと息

「ひーくん、ママにキスしてください」

「いいよ。」

とにっこり笑いひーくんはママにキスをする

それを見たパパは顔をひきつらせていた

そんなパパのほっぺにキスをすると

こわばっていた顔は一気に緩む

「花音お前は本当にかわいいな」

そう言いぎゅっとしてくれる

「花音ちゃんね、大きくなったらパパと結婚するね」

「うん。結婚しような」

そう言うと

「へー真一くんは花音ちゃんと結婚するんですか・・・・・

 じゃのだめはいらないんですね・・・・・・」

そう低い声で言うママ

「いや・・・のだめ・・・」

慌てて私を下ろしママの元へと駆け寄る

「花音、響ちょっとママとお話があるから

 外で遊んできなさい」

「はーーーい!!」

そう言い外に出る

「ねぇ花音ちゃん。

 花音ちゃんとパパは親子だから結婚できないって

 この間先生言ってたよ?」

「そんなの知ってるもん!」

「じゃどうしてそんな事言ったの?」

「ひーくんにはわかんないよ!

 女の子じゃないんだから」




叶わないってことは分かってる

花音ちゃんはひーくんみたいに子供じゃないから


けどでも

パパと結婚したいんだもん







2時間後遊び疲れた

花音ちゃんとひーくんが家に戻ると

パパとママは

二人仲良くベッドで眠っていた

「ママ!」

「ひーくんだめだよ!!

 ママもパパもきっと疲れてるんだよ」


今日は

ママにパパ貸してあげます

そう心の中でつぶやき

子供部屋へと戻る
















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