無言のまま過ぎるとき


何も言わないセンパイ


緊張でいっぱいの自分


大きく息を吸い

意を決して言葉を出す

「センパイ・・・・さっきのキス・・・あれどー言う意味ですか?」


「どーいう意味って・・・・・・」

「のだめのことスキってことデスか?」


「・・・・・・・俺にもわからないんだ・・・・ごめん」


「わからないって・・・?」

「あの時俺はお前を、かわいいと思ったし

 抱きしめたいとも思った

 このまま二人でいたいって・・・・・・

 けど、好きかは自分でもよくわからない」

「な・・なんですか!ソレ!のだめをバカにしてるんデスか??」

「違う・・・・・・

 けど、黒木君に渡したくないとは思った

 それに今だって・・・・・」

そう言うとわたしを抱きしめる

「センパ・・イヤ!離して」

「嫌だ・・・・・」


そう言うとまた唇が私に触れる


イヤだって思うのに抵抗できない

「俺の側にいろ・・・・

 黒木君ところには行くな・・・・・」

そう耳元で呟き

また唇が触れ私の口内を

センパイが支配する

まるで媚薬のようなキス

嫌だと思う気持ちはなくなり

それに支配されていく


唇が離れどちらのものとも分からない

唾液が伸び二人を繋ぐ




「ちょっとここにいろ」

そう言いセンパイは皆のもとへ行った






私はもう何も考えることができなかった


センパイは戻るとわたしの手を取り


車へと連れて行き車を走らせる



ホテルにつき

手をひかれるまま先輩の部屋へと入る


するとまたセンパイは私の唇に触れた


私もそれを待っていたかのように


センパイのキスに答える



センパイの唇はいつの間にか

私の唇から離れ首筋そして耳元をなぞっていた









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