のだめは

コンセルバトワールの試験に合格して


9月からの入学も決まった


お腹もだんだん大きくなり目立つようになってきた


妊娠中に試験を受けるなんて負担になるからやめろ


という俺の言葉は聞かず

自分の意思で受けた


あいつが初めて真面目に音楽に向き合ってる姿を見て


それがすごくうれしかった


のだめはつわりがひどくしばらく休んだのと

試験の為休んだことによって

落第・・・・・・・・・・

そして中退することになった


ただ仲間たちの卒業を祝うため

卒業式に俺と二人参加した



「のだめ!」

「マキちゃん!レイナちゃん!

 卒業おめでとうございます。」


「またお腹大きくなったね」

そう言いのだめのお腹をなでる二人

「あと2ヶ月で生まれますからね

 凄く動くんですよ」

「へぇ・・・

 けどのだめがお母さんなんてこんなにお腹がおっきくなっていても信じられないね。」

「そですか?」

「うん」

「それも相手が千秋様なんて」


「本当だよ」


そんな事を言いながら談笑している3人

少し風が強くなり

桜の花びらを散らせる

「のだめ」

そう言い俺は自分の上着をのだめにかける

「大丈夫ですよ?」

「冷やしちゃいけないから」

「ありがとうございます」



そして少し離れたベンチで


のだめを待つ






「千秋様、のだめと結婚してから変わったよね?」

「そですか?」

「うん」


「あっ!のだめ、今日の飲み会行くでしょ?」


「はい。行きますよ!

 そんなに長い時間はいれないですけど」



時計を見るともう1時を回っていた



「のだめ!あいさつしに行くぞ」

「はい!

 じゃまた」


「うん!16時に裏軒だからね」


「ハイ」



そう言い俺の方にゆっくりと歩み寄る

俺はそんなのだめの手をとりゆっくりと一緒に歩く



凄く穏やかな気持ちになる

こいつがいてくれるだけで



「先輩?」

「ん?」

「のだめとっても幸せです」

「あぁ」

そう言ってくれるこの笑顔を見て

幸せだなって本当に思った




こいつといる未来が

いつまでも幸せであるように

心から願った・・・・・・・・














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